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2011年12月10日 (土)

「世界軍歌全集」

苦しいときには、歌を歌いなさい。歌は、命令で殺し合いを職業にする兵に許された、唯一神聖なる暗黙の権利ですから。-「高機動幻想ガンパレードマーチ」

十二月八日、ソヴィエト連邦が消滅し、大詔奉戴日であるこの日に、「世界軍歌全集」を入手した。
入手した紀伊国屋新宿店一階で検索をお願いしたら、六階芸術書のカウンターで受け取れますと言われたのが、まずびっくり。加えて在庫確認を待つ間に検索画面を見ていたら、「新宿南店在庫無」、「日販在庫無」と、発売初日にもかかわらず、予備を使い果たした最終戦状態にまたびっくり。

で六階に登って無事入手。

書影に眉を顰められる方もおられるかもしれない。鷲が掴む樫環の中には鎌とハンマーが描かれているのを良く見てほしい。この表紙に作者のスタンスが一端が顕れているといえよう。

いまはまだやっと目次を捲っているところ。

副題に「歌詞で読むナショナリズムとイデオロギーの時代」とある通り、収録されたのはフランス革命から現代までの曲。

以下は私の雑感。
おそらく軍歌の歴史は、人類が軍隊を持つと同時に始まっていただろう。「ジェリコの喇叭」や「四面楚歌」が、直接軍歌や軍楽を示すわけではないが、兵士たちが歩調を取るために楽器や歌を使っていたの、まず間違いあるまい。
記譜法が発達したルネッサンス期以降は、ランツクネヒトの歌や軍楽が記録に残されていて、戦いの情景を音楽で表現したbattagliaと云う曲も多数残されている。
更には、オスマン・トルコの軍楽が「トルコ風」と云うかたちで、様々な作曲家たちの曲想に影響を与えたのは周知のとおり。

大仰な言い方を許してもらえば、軍歌、軍楽から見えてくる文化の一面があるのではなかろうか。

本の感想はちゃんと読了後に。

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コメント

うちのごたまぜブログでTBしようかと思ったけど、クライアントも読んでるんで、仕事さぼってるのがばれるものでw。
>大仰な言い方を許してもらえば、軍歌、軍楽から見えてくる文化の一面があるのではなかろうか。
遠慮してません?w 人が営むモノである以上、これはもう「文化そのもの」だもん。
で、「戦争もまた文化である」って方にハナシもってこうかなと思ったんですけどね。そこまで行くとこっちの力が足らないの。ホイジンガなんぞとうに何書いてあったか忘れたし。
なんかみんな文化って言うと、「きれいで立派でありがたくって勿論誰も傷つけないもの」と思いたがるんですけど、違うよなあと。んで、そういうやばげな方向性があるもんをタブー視して封印しちまうとかえって免疫つかない気がするんですね。
……って、ああ、なんか凄く言葉足らず(汗)。

acoさん

ハリー・ライムの名台詞宜しくすぱっと言い切れればいいんですけどね。

戦争、特に異文化間のものが、それぞれが形成し文化の衝突と発露であるとは承知しております。
ただそれが「たたかひは創造の父、文化の母である」であるとまで揚言された事を知る身としては、「戦争=文化」と口にするのをためらってしまうところはあります。

私はそんな小心者です。

私も小心者だから人のコメントで書いてるのかも。
というか、その「戦争が文化である」ということを、ためらいなく、けれど誤解を与えないように書くことができない限り、まだ書いちゃいけないだろうなと。
けれど、そこんとこ真っ向から見ないと「反戦」なんて実は言っちゃイケナイと思うんですね。
「戦争はともかくいけない」の闇雲な封印は、それこそ、恐怖と排除の政治システムそのものですから。

acoさん

戦争が文化であると言い切るのは、文化、歴史、戦争について自身のカノンを問われることでもありますからね。

それだけの用意が無いから、「大仰な云々」との形容を選んだのでしょう。

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